3月5日、私の新著『謀略とインテリジェンス』の予約販売が始まりました。発売は4月10日頃、出版社は並木書房です。
今回の本は、「謀略をやりましょう」という本ではありません。外国はどのように他国に圧力をかけ、揺さぶり、情報を取り、時には壊しにくるのか。そして、日本は国家として、また国民として、どう身を守るべきか。そこを書いた本です。
ページ数は230頁ほどです。厚すぎず、読みやすい分量だと思います。中国による高市政権への外交圧力、レアアース禁輸、米国によるベネズエラ攻撃やイラン攻撃など、最近の動きにも触れました。こうした出来事を、私は謀略という視点から見ています。
高市政権では、インテリジェンスの強化が政策の柱の一つになっています。けれども、インテリジェンスは情報を集めて分析し、政策や戦略に役立てるだけではありません。スパイによる情報収集もあります。人を使った工作もあります。サイバー空間で相手を揺さぶる動きもあります。誰がやったのかわからない形で壊しにくることもあります。そして、そうした動きから自国を守るのが防諜です。
私はこれまでインテリジェンス研究家を名乗ってきました。そうである以上、このテーマは避けて通れません。
今の時代、国家も企業も、サイバー攻撃や認知戦の中に置かれています。表に出る戦争だけを見ていても足りません。相手が水面下で何をしているのか。こちらの社会のどこが狙われているのか。そういう目で見なければ、現実は読めません。だから私は、国際情勢を謀略という視点から考えることが大切だと思っています。(了)
