SNSを開始しました。

 9月半ばですがまだクーラーが離せませ ん。わが国を取り巻く情勢としては、香港デモ、日韓問題と在韓 米軍撤退問題、北朝鮮のミサイル発射などがあります。それにロ シアの東アジアにおける軍事動向にも要注意です。  

 最近、筆者はSNSを始めました。それまで勤めていた会社を 辞めることになり、就活を開始しようとしてサイトの就活募集情 報を調べたら、引きずり込まれるようにあるSNSサイトにたど り着きました。  

 そして、「あなたの友人かも?」ということで、たくさんの私 の知人がリスト表示されました。そこで、知人に友達申請をした り、友達承認をしたりしながら、学生以来ずっと音信不通であっ た旧友とメールでお話ししました。実際にもお会いし、貴重な助 言をいただきました。本当に便利です。  

 SNSといえば、2010年からの「アラブの春」で反政府による動員呼びかけで使用されことが注目されました。その時に主として使用されたSNSは米国企業が運営するものでした。つまり「ア ラブの春」に、米国もしくは米国企業が間接的に絡んでいたとい うことです。  

 筆者は、インテリジェンスの世界においてもSNSの活用が主 流になるであろうとの指摘があるのは承知していました。しかし、 SNSが米企業による世界支配を推し進める戦術のような認識が あり、毛嫌いしていました。  

 また、SNSを利用しての“なりすましメール”や、使用者の 住所を突き止めてのいやがらせ行為を行なうなど、いろいろな被 害も報告されていました。だから、これまでSNSと向き合うこ とを躊躇していたのです。  

 筆者は初心者であり、まだSNSの使い方もよくわかりません し、保全上、何に対してどのように注意すべきかについても認識 不十分です。しかし、もはやSNSを無視していては重要な情報 も集まらないし、情報の発信もできないことを思い知らされまし た。少しずつ勉強していきたいと思います。

『武器になる情報分析(インテリジェンス)』 体験講座 

混迷の世界を透視する技術: 防衛省 元情報分析官 による『武器になる情報分析(インテリジェンス)』 体験講座を、2019/10/24(木)の18:00-20:30まで、PARK6(六本木ヒルズ)で開催します。

詳細は、
https://peatix.com/event/1305395/
をご覧ください。

概要を紹介します。この講座は、本年6月に上梓した拙著『武器になる情報分析力』の記念講座であり、ビジネスパーソン向けのリベラル・アーツ学習を運営されている「麹町アカデミア」さまの企画によるものです。

2016年に私は、初の単著である『戦略的インテリジェンス入門』を上梓しました。それが縁で、2018年4月に、「麹町アカデミア」さま主催のビジネスパーソン向けの情報分析講座(3日間、計10時間)を受け持ちました。その際に使用したテキストを再整理するとともに、同講座の概要についての紹介を付録にて掲載し、書籍化したものが新著『武器になる情報分析力』です。

今回は、この新著の記念講座という位置づけですが、1回限りの2時間半です。時間が限られていますので、皆様には抽出したいくつかの分析手法を使って少しだけ体験していただく、そして私の方からコメントする、どちらかいえば、講義が6割から7割になろうかと思います。

テーマは東アジア情勢の将来動向を考えていますが、まだ具体的に何をお話しするか、どのような体験をしていただくかは未定です。というのも、北朝鮮のミサイル発射、竹島上空での中ロ協同空中監視訓練、香港デモ、悪化する日韓関係など、注目する事象があまりに多く、しかも流動的であるからです。

私の講座は、「情勢がこうなります」という答えを私から提示するものではありません。週刊誌の取材などでは、私もコメントを提示しますし、情勢推移の予測などに対する私なりの答えは持っています。しかし、一般的な答えが必要であれば、テレビやインターネット記事上の専門家諸氏があれこれと解説されています。私のコメントもおおむね同じです。

しかし、自分が本当に知りたいことは、自分自身で答えをださなければなりません。そのための知的武装力を提供することが、私の著作目的であり、講座なのです。自分で苦労して考える、その中で思考法を身に着ける、これがビジネスや個人の問題解決に生かされると思います。

ご興味がおありの方は、上記のプロトコルからサイトにお入りいただき、お申込みをお願いします。

私の新著『武器になる情報分析力』

新著『武器になる情報分析力』が並木書房から発売されます。
同社とは『戦略的インテリジェンス入門』(2016年1月)以来のお付き合いですが、このたびも約半年間、いっさいの妥協なく新著の完成を目指してきました。

本書は『戦略的インテリジェンス入門』と同様に「マニュアル本」ですが、できるだけ定価を押さえ、社会人向けに広く読んでいただくよう、内容を精選充実することに注力しました。元の原稿から「要点の精選→枝葉は削る→無味乾燥になる→事例を加える」 を十数回繰り返し、分量を約2/3まで絞りました。

さて、AIが仕事を奪う可能性など、予測不能な時代では“知的武装”が必要です。なかでも物事の本質を洞察し、近未来を予測する「情報分析力」こそは最も必要不可欠な技能といえるでしょう。本のタイトルは、このような意味を込めて決めました。

本書は、情報分析という視点に特化したインテリジェンス入門書です。「インテリジェンスとは何か?」「情報分析とは何か?」「どのようにしてインテリジェンスを作成するのか」などについて具体的に解説しています。

筆者が、皆さまにとくに強調してお伝えしたいのは3点です。

第1は、まず情報分析の効率化です。

なぜ、情報分析やインテリジェンスの作成ができないのでしょうか? その原因は勉強不足、知識不足ではありません。実は、 「何を知るべか?」という「質問(問題)の設定」が行なわれていないからです。

情報が氾濫している今日、いきなり手当たり次第に情報の収集を始めてはいけません。それではますます情報が溢れ、効率的な分析はできません。そこで、最初に「何を知るべきか?」という視点で質問を設定します。次にそれに対する回答の方向性を定めます。それから回答を解くためのドライバー(鍵)を特定します。
それがすんでから、そのドライバーの枠内に入る情報だけを集めて分析していきます。

このような情報分析の手順を理解し、問題の設定のやり方をマスターしていただけるよう、本書では詳細かつ平易に解説いたしました。

第2は、バイアス排除の思考法を身につけることです。

なぜ、情報分析は誤るのでしょうか? それは「バイアス」に捉われるからです。

本書では「フレームワーク」「マトリクス」「クロノロジー」 「競合仮説分析」「階層ツリー分析」など、プロの情報分析官が活用している情報分析の手法を紹介しています。当然、これらはそのままビジネスに応用できます。

ただし、情報分析にもっとも必要なものは、各分析手法の底流に流れている思考法を身につけることです。そのなかで重要なのが「バイアス排除」の思考法です。

本書では、バイアスに関する記事に多くの紙幅を割ています。バイアスの存在を意識し、バイアスを排除するために「競合仮説分析」などの手法が有効であることを学習していただければ幸いです。

第3は、共通の分析手法を使って「群衆の英知」を発揮することです。

皆さんは、国際情勢の知識がないから、政府機関の情報分析官になれないし、国際情勢の推移なんかわからないと思っていませんか?

世の専門家の知識量は膨大であり、現在に起きている事象の文脈を整理して、理論立てて解説することは群を抜いています。しかし一方で、専門家の未来予測については、ある有名な本では「チンパンジーのダーツ投げにも劣る」と揶揄されています。これは、自らの知識と経験を過信して、思い込みで結論を決めつけるからです。

他方、素人であっても、共通の手法にもとづいて、集団で情報分析や未来予測に取り組めば、その正確性は専門家をはるかに凌駕することが、よく知られています。これが「群衆の英知」です。

筆者は2018年4月、ビジネスパーソン向けに「情報分析講座(3回シリーズで計10時間)」を実施しました。本講座では「北朝鮮情勢」をテーマに、最終課題ではグループで「北朝鮮の近未来(2020年)に関する3つのシナリオ」を作成していただきました。

社会で経験を積んだ参加者の分析作業のレベルは、筆者が教官をしていた防衛省や陸上自衛隊の学生たちに「優るとも劣らない」という印象を受けました。当時から現在までの現実の情勢変化を鑑みてもみても、短時間の作業でしたがその策案はなかなかの完成度です。

つまり、国際情勢に関する知識が不十分であったとしても、しっかりとした手順を踏み「群衆の英知」を発揮すれば、相当程度の分析ができるということです。

本書の付録「情報分析の実技編」では、本講座の内容を一部修正して紹介してあります。付与した「課題」と、それに対する「指導案」および「解説」の三本立てになっています。是非これをお読みいただき、皆さまも実技講座の仮想体験をしていただければ嬉しく思います。

さて最後に、巷の“ノウハウ本”を読んで、皆さまはどのよう
に思われますか? 私は、よく安全保障における“権威”といわ
れる方々の著書を読みます。おおいに精神要素が鼓舞され知らな
い知識は増えますが、情報分析に関する限りでは、実践の書では
ないと思います。

経験、知識、環境に差がある者が、“権威”のやり方は真似るこ
とはできないし、真似ても意味がないからです。

他方、米国は従来から、世代が変化して時の“権威”が不在にな
っても、困らないように、物事のやり方を誰もが理解できるように、
基本的な手法と手順を定めるマニュアルの作成を重視しています。
これが徒弟制度の日本と大きな違いです。

筆者が自衛隊時代に学んだ多くの分析手法は、もともとは米軍の
マニュアルであり、本書も基本的には米軍や米国情報機関のマニ
ュアルにもとづいています。

不透明な時代を生き抜くためには、専門家の“ノウハウ本”を読
んで、それを鵜呑みにしたり、そのノウハウを真似ていてはダメ
だと思います。

各人が基本的かつ共通なマニュアルを理解する、そしてコミュニ
ケーション能力発揮して仲間を形成し、ダイバシティ(多様性)
という環境のもとで集団で物事を判断し、行動する。これが、こ
れからの生き方になると思われます。

本書が、皆さまの共通マニュアルの確立と「群衆の英知」を促し、
国家全体の「インテリジェンス・リテラシー」の向上にひと役買
えれば幸甚です。

(上田篤盛)

軍事情報メルマガの管理人エンリケさまの紹介

こんにちは、エンリケです。

上田さんの単著としては5冊目になるこの本は、 一般報道などを通じて得た情報を、 いかに分析し、 いかにインテリジェンスづくりにつなげるか? の手順をていねいに紹介した、まさに「プロの手ほどきになる情報分析マニュアル」といえる書です。

巷にあふれる「インテリジェンス本」は、、著者のインテリジェンススキルから得た成果を公開しているものがほとんど。

でもこの本は、、「インテリジェンスを紡ぎ出すために不可欠な情報分析の手法を、あなたが身につけ、成果を出すこと」を目的とするマニュアルです。

実践にあたって躓きがちなポイントをクリアするコツ、他では決してお目にかかれない「現実に行われた情報分析セミナーの仮想体験」も味わえる、一味違うマニュアルです。

ほかの本とどこが違うかと聞かれたら、この点を挙げることでしょう。

有機的(現実感ある話なので内容を吸収しやすい)かつわかりやすい。だから身に付く、という読後感です。まさに「情報分析能力というインテリジェンス・リテラシー」を、あなたの中に築き上げるために作られた書といえましょう。

おうおうにしてこの種の書は読むのがしんどくて一度読むとしばらく読む気は起こらないものです。軽いだけの本は、再読しようとそもそも思いませんけど、中身はあるのに重すぎる本も、再読しようとは感じませんよね。しかし、上田さんの本は、読後感は軽く、それでいて脳内に引っかかるイメージが多く、印象に残りやすい文面です。既刊本と同じく、本書もそうです。繰り返し読もう、という気をふっと起こしてくれます。

国家から個人まで、すべてのインテリジェンス活動の中核は「情報分析」です。組織だけでなく国民個人レベルの情報分析能力、インテリジェンス・リテラシーの向上は、いまのわが国に必要不可欠です。これほんとです。

文明史レベルの転換点にある今、将来の見通しは不透明です。過去の延長線上で先行きをとらえると、大やけどを負う時代です。今後、何が起こるかもわかりません。わが周辺環境も、わが国に常時緊張を強いています。

そんななか、わが国防、安全保障を確かなものとするには、国民レベルのインテリジェンス能力向上、なかでも、インテリジェンス活動の中核となる情報分析能力の向上は欠かせないのです。

あなたにこの本を手に取っていただきたい。 そう思っています。いや、願っています。

この本の全貌はつぎのとおりです。

まず第一章では、
「インテリジェンスとは何か?」が記されています。

インフォメーションとインテリジェンスの峻別の大切さ、戦略・
戦術情報とインテリジェンスの関わり、ビジネスに置き換えての
解説、見積もりインテリジェンスと動態インテリジェンス、イン
テリジェンスの究極の目的、孫子を引用しての解説も実に納得ゆ
くものです。この基盤をしっかり身につけておくと、「何やって
るんだろう?」が少なくなり、効率的な情報分析につなげられま
す。

意思決定とインテリジェンスは違う、断言することがインテリジ
ェンスではない、という点が重要な気がします。

詳細は以下のとおりです。

第1章 情報からインテリジェンスへ 13

1 インテリジェンスとは何か? 13
 インフォメーションとインテリジェンスの違い/インテリジェ
 ンスとインフォメーションを混同しない/インテリジェンスの
 三つの要件
2 インテリジェンスとはいかなる知識か? 19
 「敵」「我」「戦場」の三つを知る/敵を知ることは「戦わず
 して勝つ」ための一つ/我を知ることは敵を知るよりも重要/
 「アウトサイド・イン」思考が重要
3 インテリジェンスと戦略・戦術の関係 24
 わが国のインテリジェンス軽視の風潮/戦略と戦術の違い/
 戦略とインテリジェンスの関係
4 カスタマーとインテリジェンス担当者との関係 29
 インテリジェンスはカスタマーのもの/組織の目的や基本戦略
 を理解する/遠すぎても近すぎてもいけない
5 インテリジェンスの究極的な目標 33
 インテリジェンスの三つの種類/インテリジェンスの究極目標
 は未来予測/未来予測とは不確実性の低減にほかならない/不
 確実性に対処する二つの手法/起こりえる複数の事象とその確
 度を明示する/シナリオ・プランニングの活用


つづいては第二章です。

第二章では、組織が行うインテリジェンスサイクルと、情報分析
にかかわるインテリジェンス理論について書かれています。

CIAが行っているサイクル、情報要求を行うカスタマーとインテリ
ジェンス担当者との関わり、一般人であってもオシントのみで国
際情勢の情報分析ができるのか?、「百聞は一見に如かず」の真
理、情報処理の4分類、情報評価と情報源の評価が違う理由、分
析とは何か?、インテリジェンスに価値をもたらす2つの要素、
有用なプロダクトであるための3条件とは?といったことに言及
されています。

実際自分が作ったインテリジェンスプロダクツは、果たしてイン
テリジェンスに値するのか?という問いに応えてくれる内容です
ね。常に立ち戻るべき場所という感じがします。

詳細は以下のとおりです。


第2章 情報分析力を身につける 44

1「インテリジェンス・サイクル」44
2「計画・指示」の段階 47
 情報要求とは何か?/目標指向の弊害/「鶏と卵」の問題
3「収集」の段階 49
 オシントで90パーセント以上のことがわかる/第一次情報と第二
 次情報
4「処理」の段階 52
 情報はデータベースとして蓄積/情報は「劣化」する/情報の
 評価と情報源の評価は異なる
5「分析・作成」の段階 56
 情報分析とは何か?/分析とは事象を分類して特徴を見ること/
 統合と解釈がインテリジェンスの価値を生む/サイエンス派と
 アート派/プロダクトに必要な要件/作成するプロダクトの種
 類は?
6「配布」の段階 65


つづく第三章では、
情報分析を失敗させる各種の問題とそれへの対策、とくに、重大
な要因となる「バイアス」について広く紹介・解説されています。

集団浅慮や権威主義を排除する策、警告する際の注意点、情報分
析者が陥りやすいワナとそれへの対処策、グループ討議の大切さ
と松下村塾、意図分析への過度の傾斜を防止するには?などなど

実に詳細な「バイアス」分析と解説、対処策が本章最大の読みど
ころです。上田さんもおっしゃってましたが「「思考力を磨く」
上でこの箇所は非常に重要で欠かせないと感じます。
極端なはなし、バイアスの部分を熟読するだけでも、この本を手
に入れる買う価値はあると思います。

インテリジェンスの他者への依存は非常に危険だとも改めて感じ
ました。

余談ですが、
お笑い芸人・オードリーの若林さんが、著書「ナナメの夕暮れ」
のなかで(耳に痛いことを言ってくれる人を持つことが、人生失
敗しないためには絶対必要だ)という趣旨のことを書かれていま
す。同じ内容の言葉を、インテリジェンスのプロが書かれたこの
本で目にするとは思いませんでした。

閑話休題

詳細は以下のとおりです。


第3章 情報分析はなぜ失敗するか? 67

1 情報分析を失敗させる外的要因 67
 情報の氾濫/情報の操作/組織の縦割り「ストーブ・パイプ
 ス」/インテリジェンスの政治化/組織の硬直化と集団浅慮/
 兆候と警告─オオカミ少年症候群
2 情報分析を失敗させる内的要因 80
 想像力の欠如/意図分析への傾斜/妥当性の判断尺度を過信/
 さまざまなバイアスの存在/〝結果オーライ〟こそ失敗の本質
3 さまざまなバイアス 93
(1)一つの仮説にとらわれるバイアス 93
 サンプリングバイアス/生存バイアス/利用可能バイアス/確
 証バイアス
(2)誤った仮説を立てるバイアス 100
 希望的観測/猜疑心バイアスと敵意帰属バイアス/因果関係バ
 イアス/ハロー(後光)効果/フレーミング効果/ミラー・イ
 メージング/クライアンティズム(顧客迎合主義)/過大評価・
 過小評価/平均回帰バイアス/多数派(集団)同調バイアス
(3)一度立てた仮説や結論を修正できないバイアス 114
 アンカーリング・バイアス/レイヤーイング(多層化バイアス)/
 正常性バイアス/現状維持バイアス/後知恵バイアス


つぎはいよいよ第四章に入ります。

第四章では、情報分析担当者が効率的にインテリジェンスを作る
方法を記しています。本著最大の読みどころで、がっちりモノに
したいですね。

情報分析にあたっていかなる着眼をすると効率的にインテリジェ
ンスを作ることができるのか?という、実践にあたって一番つま
づくポイントを解決するコツも教えてくれます。

ネット検索時の注意点・コツ、兆候をつかむ方法、秘匿記事から
重要情報をとる方法、上田さんの情報整理法、クロノジーの実際
も紹介されています。類書でもよく見かける各種手法を、実際ど
のように使えばいいのか?もわかります。実践者にとってこれほ
どありがたい章もないのでは?と思わせます。


詳細は以下のとおりです。


第4章 情報分析力を高める 120

1 効率的な情報分析のための着眼 120
 ニーズを明確にする/「知らなければならないこと」は千差万別/
 「逆から考える技術」を学ぶ
2 質問を設定する 126
(1)最初の質問を設定する 126
 回答を意識する/質問は四つに分類できる/現在の質問と未来
 の質問の違い/よい質問の条件/クローズドクエスチョンから
 オープンクエスチョンへ/「5W1H」の概念で整理する/未
 来予測ではオープンクエスチョンが重要/質問は常に修正する
(2)質問を再設定する 136
 再設定によって論点を明確にする/三つの「目」を活用する/
 ブレーンストーミングを行なう
(3)質問を分解する 141
 質問をブレークダウンする/フェルミ推定を応用する/「ME
 CE」で質問を分解する/階層ツリーを利用する
3 ドライバーを設定する 147
(1)ドライバーを案出する 147
 ドライバー(鍵)とは何か?/フレームワークを活用する/関
 係図を作成する/ロジック・ツリーを活用する
(2)ドライバーを選択する 153
 ドライバーの数を制限し優先順位を判断する/ドライバーに評
 価尺度を設定する
4 情報を収集し、整理する 156
(1)情報を効率的に収集する 157
 キーワード検索を行なう/検索要領を工夫する/ネット情報の
 利点・欠点を認識して活用する/情報は積極的に取りにいく/
 第二次情報を活用する/秘匿記事から重要情報を入手する
(2)情報源と情報の評価をしっかり行なう 167
 評価のための尺度を持つ/青、黄、赤に色分けして選別する
(3)情報を体系的に整理する 170
 問題意識をもって分類する/マトリクスを活用する/クロノロ
 ジーを活用する

さあ、ついに最終章です。

最終章となる第五章では、情報分析の客観性を高め、正確なイン
テリジェンスをいかに作るか?についての要領とポイント、注意
点、対処策が書かれています。現状分析から未来分析まで対応し
ています。種々の使える手法の解説は圧巻です。

詳細は以下のとおり。


第5章 情報分析力で先を読む 178

1 前提を明らかにして仮説を立てる 178
 前提を明らかにする/「隠れた前提」を見落さない/仮説を立
 てる/アナロジー思考を活用する/ブレーンストーミングを活
 用する
2 仮説を立証し検証する 185
 仮説を証拠で立証する/仮説を因果関係で検証する
3 前提や仮説を見直す 190
 リンチピン分析で前提を見直す/「重要な前提の見直し(KA
 C)」を使う/競合仮説分析(ACH)/競合仮説分析を実践
 する
4 未来を予測する 204
 「四つの仮説立案」を使う/SWOT分析を用いる/イベント・
 ツリー分析を用いる/「仮説の見直し(HR)」を使う
5 シナリオを作成する 212
 シナリオ・プランニングの基本的な考え方/シナリオ作成の基
 本的な手順を理解する


、本著最大の特徴と言える
「ひとつの章レベル」の付録です。

付録の「情報分析の実習」では、2018年4月上田さんが講師
となって行った情報分析講座の内容が一部修正のうえ収録されて
います。実際に行われた講義の再現なので、生々しくて身近な感
じがします。これを読むと「自分にもできる」という気持ちにな
るのはなぜでしょう?

実践重視の方は、まずは付録から読むというのもいいと思います。

詳細は以下のとおりです。


付録 情報分析の実習 216

 課題1 質問を再設定する 218
 課題2 質問を細分化する 224
 課題3 ドライバーを案出する 227
 課題4 クロノロジーを活用する 230
 課題5 仮説を立案する 241
 課題6 未来仮説を立案する 244
 課題7 仮説を評価する 249
 課題8 イベント・ツリー分析を適用する 252
 課題9 シナリオを作成する 258


最後に置かれた「主要参考文献」は、
何気に重要で面白くておススメです。